報 告

 第37回大分緩和ケアの夕べ

日   時  : 平成22年9月15日(水)
場   所  : 大分アステム 4階大会議室
参加人数 : 


 【 講演内容 】

がん性疼痛のコントロール
               −現場での実践−


演者: @がん性疼痛認定看護師から
               高次 美香氏 (健康保険南海病院)
     A調剤薬局 : 薬剤師から      
               平田 博路氏 (ブンゴヤ薬局 東大道店)

座長: 武内 秀也氏 (別府医療センター 外科医長・緩和ケアチーム)

 【 講演要旨 】

 がん患者の緩和ケアは、近年広がりを見せ、多くの病院にて緩和ケアの実践が行われるようになってきた。末期・進行がんの患者さんの疼痛管理は最も大切なケアの中核である。また、がん患者は85%は最後まで一般病院に居る。このため、一般病院での疼痛対策は重要である。多くの基幹病院には緩和ケアチームができ、疼痛管理も出来だしている。しかし、緩和ケアチームが不十分な病院では看護師、特にがん疼痛認定看護師の役割は大きい。その実践を講義してもらう。この実践から学ぶことが多いと考える。
 緩和ケアの普及とともに、在宅でがん患者を診て行く症例も多くなっている。在宅医と協力して、疼痛管理の一翼を調剤薬局が担うようになっている。調剤薬局の薬剤師はオピオイド効能、副作用を患者さんの自宅まで直接伺い、疼痛管理をおこなっている。この疼痛管理の実践を報告してもらう。 医師や看護師などにとっても薬剤師さんの説明を聞くことは、多くの学びがえられると思われる。