報 告

 第17回大分緩和ケアの夕べ

日   時  : 平成20年3月19日(水)
場   所  : アステム 4階 大会議室
参加人数 : 140名 
         医師10名、看護師118名、薬剤師4名、その他8名 


 【 講演内容 】


『病院・診療所における緩和ケア 』
〜 熊本都市圏の課題と展望 〜


演者: 井田 栄一 氏(熊本ホームケアクリニック 院長)


 【 講演要旨 】

緩和ケアのこれからの課題と展望は、在宅緩和ケアの充実であると言えます。在宅医療の実践について、熊本ホームケアクリニック(熊本市)から報告をします。
熊本市(人口67万人)を含む熊本都市圏(人口100万人)は、日本ホスピス緩和ケア協会に登録する緩和ケア病棟:4施設(計95床)と在宅医療に専従する診療所:1施設が診療をしている地域です。また、1施設が緩和ケア病棟の開設を準備中です。
緩和ケア病棟のケアと在宅緩和ケアの連携が、同一医療機関で実施されている病院でも、在宅医療を担当する診療所との連携はこれからのテーマになります。2008年度より緩和ケア病棟の機能として、在宅療養の支援が求められることになり、新しい緩和ケアの時代が始まります。在宅医療の立場から、基幹病院や緩和ケア病棟のあり方も考えたいと思います。