報 告

 第16回大分緩和ケアの夕べ

日   時  : 平成20年2月20日(水)
場   所  : 大分アステム 4階大会議室
参加人数 : 


 【 講演内容 】

(がん)患者・家族を支えるコミュニケーション
    〜よみとり・かかわり・伝え返すプロセスの技法〜


演者: 加藤 真樹子 氏 (湯布院厚生年金病院 臨床心理士)

座長: 本藤 久雄 氏 (大分県立病院 精神科部長)




 【 講演要旨 】

2002年改定の緩和ケアの定義(WHO)によれば、ケアの対象は「生命を脅かす疾患による問題に直面する患者とその家族」と拡がり、「疾患の早期」から身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題への「きちんとした評価と対処」(impeccable assessument and treatment)を行うことが謳われています。緩和ケアの取組みがもはや終末期の問題ではなく、現代の医療全般に亘る重要な要素であることが明らかです。今回は、がんのみならず治癒不能の疾患(問題)を抱える患者やその家族を視野に入れ、心理専門職の立場から「患者、家族」への早期介入のコミュニケーションの仕方やそのための言語・非言語レベルのアセスメントについて具体的にお話し、皆様との出会いと対話ができればと期待しています。